血流観察システム
指先(利腕の逆側薬指)の毛細血管および、その血流を観察する特殊顕微鏡で、採血・穿刺などの有痛行為なしで毛細血管の状態が観察できます。心臓から出発した血液は、大動脈から小動脈を経て毛細血管に行き、指先の手前でUターンして、小静脈から大静脈を経て心臓に戻ります。毛細血管は非常に細く、その一番細い部分では赤血球や白血球の直径よりも細くなっています。この部分では赤血球・白血球は形を変形させて通過するため血流は悪くなりやすい部分と言えます。それは毛細血管壁が、他の動脈や小動脈の様な三層構造ではなく、単層の内皮細胞のみで構成されている為、血流の影響を受け易いです。これは、他の動脈と違い、細胞壁の隙間から栄養と老廃物、酸素と二酸化炭素を交換するためです。また、毛細血管の周りには、細胞内液や外液など体液で満たされています。判りやすく言うと水槽の中に浮かんでいるような状態です。水槽の水が澄んでいると中まで良く見えますが、水槽の水が濁っている状態では中は良く見えません。代謝不全による老廃物がリンパ管から排出されなくなると、体液が濁り、映りが不鮮明になります。( 血小板は1~3マイクロメートル・白血球は6~30マイクロメートル・赤血球は7~8マイクロメートル・毛細血管は5~10マイクロメートル )
血流や血管が悪くなる原因
睡眠不足、ストレス、不規則な食事習慣、運動不足が主であると考えられます。生命活動の最小単位は細胞です。その細胞一つ一つに栄養・酸素を供給するのは毛細血管です。それまでの太い血管は毛細血管に血液を送る為のパイプでしかありません。ですから、毛細血管の変形で流れが悪いと細胞に栄養・酸素と老廃物・二酸化炭素を十分に交換できず、体調不良につながります。

血流観察システム
血流観察システム料金
初診料 1000円 検査料 500円
※ 2014年1月23日と2月6日に、血流観察システムの教室を開催いたしましたので、ブログを見て下さい。